手相占いには3つの基本の線、三基線があります。そのうちの一つが『生命線』です。
この記事では、手相占いの生命線にどんな種類があって、それぞれがどのような出方をするのか、そしてそれらの意味についてもお伝えしていきます。また、人生で起きる出来事の年齢を予測する『流年法』についても解説します。
<目次>
14、生命線が途中で途切れて空白が出ていたり切れ目が出ている
17、生命線が途切れて途中から内側に切り替わり、その部分が四角く囲まれて出ている
20、生命線の終わりの末端が房のように分かれていたり、薄く細かい枝分かれの支線が出ている
22、生命線の末端が外側に向かって3本以上の支線になって出ている
27、生命線の終点の近くに金星丘に向かっている支線が出ている
28、生命線の始点付近に第一火星丘に向かっている支線が出ている
生命線は、その人の生命力や体力についてを読み解く線です。
心身が好調の時期や、逆に不調の時期って誰にでもあると思います。また、疲れやすかったり仕事や人間関係でストレスを溜め込んでしまう人とそうでない人がいます。
体力のある無しや、人と比べて多いか少ないかも読み解くことができます。また、病気や健康運が落ち込む時期についてもある程度理解することができるため、感情線や運命線といった手相占いの基本線とともに重要視される手相です。
よく「生命線が長い人は長生きできる」といったりしますが、そうではない人も中にはいます。この記事では、生命線をどのように見るか具体的にお伝えしていきますのでよろしくお願いします。
1、手相占いで生命線が示す意味とは

手のひらの人差し指と親指の付け根の間から、手首の方向に向かって弧を描いて伸びる線を一般的に生命線としています。
生命線は、その人の健康状態や、体力・生命力、持久力やスタミナ、気力・胆力、ストレスへの耐性、持病や今後発症するかもしれない病気、命に関わる問題に遭遇するかどうかなどを読み解くとができます。
また、その人がスポーツ選手に向いているのかや頭脳労働か肉体労働のどちらに向いているのかを知ることもでき、仕事を選ぶ際の適性も読み解くことが出来ます。
この生命線は、濃さや薄さ、クッキリしているかどうか、途切れているかどうか、枝分かれ、張り出し(カーブ)の強さ、鎖状になっているか、2本以上でているか、星紋や魚紋、四角紋や島紋など変わった形が出ているかどうかなどで色々な意味を持ちます。また、生命線は親指の付け根の領域=金星丘との関わりがとても深く、金星丘との兼ね合いでも読み解き方が変わります。
金星丘は一般的に、生命力や気力、体力を蓄えているかどうかを読み解くことが出来る領域です。
2、右手と左手のどちらを見る?
よく「右手と左手のどっちを見ればよいの?」という人がいますが、実は左右で分けるのは少し違います。正しくは利き手かその反対の手かどうかで分けて読み解きます。
日本人の多くは利き手が右手なので、その反対は左手というふうに考えて鑑定をしましょう。
具体的に生命線が示す意味の利き手とそうでは無い手の判断は次の通りです。
2−1、利き手(右手)の生命線の意味
一般的に手相占いでは、利き手の手相は現在の状態からこれから先の未来にかけての運勢や状態を読み解きます。日本人では一般的に、利き手は右手の人が多いため、右手にはこれから先の運勢の状態が手相として現れるとされます。
利き手(右手)の生命線は、人生を生きてきて経験を積み重ねるうちに身についた、生きる力や体力、生命力、ストレスへの感受性などがあらわれます。
もしも、もともと体力が虚弱だった人も人生を過ごす中で体力がつき気力も充実するようになれば、その分右手の生命線が濃くそして張り出しも大きいものになり、成長するにつれて生きる力や生命力が増していったことが読み解けるのです。
つまり、利き手(右手)の生命線には人生の中で好転的に獲得した体力や生命力が現れるのです。もしも、利き手(右手)の生命線の手相の状態が良いものであれば、より一層健康に気をつけると運勢が開けていきますし、悪い状態のようであれば早めに対処をしたほうが良いとされます。
2−2、利き手と反対の手(左手)の生命線の意味
一般的に手相占いでは、利き手と反対の手の手相は、その人の生まれつき持っている性質や生来の精神的素養、また過去のその人の状態がどうだったかを表すとされます。
日本人では一般的に利き手が右手の人が多いので、その反対の左手の生命線は生まれつきの生命力や体力の強さだったり、バイタリティーや気力・胆力をどれだけ備えているかを読み解くことができます。
人生を過ごしていく中での開運の時期や健康に特に気を使ったほうがいい時期なども、利き手の反対の手の生命線に現れるとされます。一方で、これらの手相は生まれ持った性質や精神的素養ですので、今後の心がけや環境の変化で手相や運勢が変わってくるとされます。
仮に生来の手相が健康的だったり、生命力に溢れる良い手相だったとしても慢心や油断があり不規則な健康習慣を送ってしまうと不健康な生活や人生を過ごすことも考えられますので、利き手の生命線の手相と合わせて総合的に判断していく必要があります。
3、生命線が濃く出ている

生命線が濃くはっきりと出ている場合、体力が備わっていて、病気やケガへの抵抗力があることを表すとされます。また、ストレスに対しての耐性もあり、心身ともに健康であることが多いとされます。また、人生の色々な事に対して積極的かつ活動的で、バイタリティに溢れ行動的に進んでいくことが多いようです。何かしらの困難やトラブルがあっても、それを必ず乗り越えたり弾き返せる体力と気力を持っているとされます。
精神力が強く、万が一病気や怪我をしてしまった場合でも、元通りかそれ以上に回復できるとされます。
仕事の面では、体力がものを言う仕事に向いているようです。肉体労働が求められる分野や、身体を動かすことの多い仕事で成果を残したり実力を発揮できるでしょう。クッキリとそして濃くはっきりと手相が出ているほど、この傾向が強くなるとされます。
4、生命線が薄く出ている

生命線が薄く出ている人は、生命線が濃く出ているのと反対の意味を持ちます。
体力が人並みかそれ以下の場合が多く、虚弱体質の傾向もあるとされます。バイタリティや気力が長続きせず、胆力も備わっていないた思ったような行動にうつれずまた継続できないことが多いようです。そのため、成果や結果を出すことが難しいとされます。困難に遭遇すると諦めてしまうことが多いタイプとされ、粘り強さや根気が今ひとつ足りないようです。あまり自分自身に対して自信がなく、人や運勢だったりその時の時流に流される人も多いようです。優柔不断で迷いやすい性格のようです。
仕事の面では、肉体労働には不向きと言われます。
一方で、感受性が鋭く知的才能に溢れるとされます。身につけた感性や知識、ノウハウを活かせる分野に就くと、力を存分に発揮できるようです。積極的に体力をつけるような行動を取ったり、目標達成を積み重ねて自信をつけると、線が濃くなり活力に満ちてくる場合もあります。
5、生命線が長く出ている

生命線が長く出ている人がいます。どれくらいの長さだと生命線が長いかというと、手首に届くほどかどうかで判断します。手首に届くほどの長い生命線が出ている場合、生命力や体力に満ち溢れているとされます。活力・バイタリティ・胆力が備わっており、活動的なので何事にも前向きなことが多いとされます。また、病気や怪我に対する免疫力も備えています。万が一、病気や怪我をすることがあっても症状の完治や、回復が早く、むしろ怪我をする前より丈夫になって回復することも多いとされます。
体力やバイタリティを過信して無理がたたると、健康に害が生じてしまい生活に影響が出ます。あまり過信をせず、健康に気を使い規則正しい生活を送ることが開運につながるでしょう。
また、生命線の張り出しのカーブが大きく曲がるほど、生命力が溢れ生き物として強いと言われます。
6、生命線が短く出ている

生命線が短く出ている人がいます。短いとはどれくらいのことを指すかと言うと、中指の付け根から手首までの長さを4等分した内の、手首側から4分の1の領域には生命線が出ていない場合を指します。(イメージ画像をご覧ください)
生命線が短く出ている人は下記の2パターンが考えられます。
①金星丘の張り出しが少なく、生命線が短い場合
この場合は、生命力や体力には恵まれておらず、虚弱体質の傾向があるとされます。肉体的な体力の低さに加えて精神的な面でも脆さが目立ちます。ストレスに耐性が少なく、それが原因で心身のバランスを崩す傾向もあるかもしれません。
また、生命線が長く出ている人に比べて病気や怪我を呼び込みやすい体質とも言えるでしょう。さらに、万が一病気や怪我になってしまった場合、免疫力の弱さが祟り回復も遅いとされます。
こういった人は、なるべく規則正しく健康的な生活を心がけ、無理のない環境に身を置くことが開運につながります。
②金星丘にツヤと膨らみがあり、それを取り囲むように短い生命線が出ている場合
この場合は上記の①のような解釈とは正反対に、体力や気力、バイタリティ、胆力、生命力、免疫力、ストレス耐性に恵まれた人であると読み解きます。
7、生命線が大きく張り出している

生命線が大きく張り出している人がいます。張り出しが大きいことの目安は、中指の真ん中から手首に真っ直ぐ降りてきたラインから、それ以上に薬指の方に生命線が弧を描いているかが目安です。
この手相の場合は、気力や生命力にみなぎっており、何事にも精力的に取り組む積極さを持っているとされます。お仕事や恋愛、遊びにも真剣に取り組むとされますが、切り替えは上手なようで、オンオフのスイッチがしっかりとしているようです。また、公私混同をするようなことはないとされます。じっとしていることが大の苦手で、健康運は良好のことが多いです。
その一方で、溢れるエネルギーが裏目に出て仕事や恋愛、友人関係などの対人関係においてトラブルをたびたび起こしてしまいがちともされます。自分の健康を過信して、調子に乗ってしまい失敗しないようにすると良いでしょう。
8、生命線の下の方が大きく張り出している

生命線の下の部分が大きく張り出している手相の人がいます。下の部分の張り出しの目安は、生命線の始まる部分(=親指と人差し指の間の場所)を上部、そこから生命線が伸びていき手首側に至る部分を下部とした時、上部よりも下部分に向かうにつれて弧の角度が大きくなっているものを指します。
この手相を持っている人の場合は、その人の人生の後年期〜晩年期にかけて、若年の頃に比べてより一層健康に恵まれることを暗示しているとされます。
歳を重ねていくほどにエネルギッシュになり、何事にも積極的に取り組め、病気や怪我などとはほど遠くなると言われます。
お仕事については、この手相が出ている人は生涯現役を貫いて活躍ができるはずです。趣味においても長く続けられそうなものを選択すると、より人生が充実しそうです。逆に、お仕事を定年で引退したり、そのまま何もせずに過ごしてしまうとモヤモヤやストレスが溜まり健康を害してしまう原因になるかもしれません。
心身を動かし、メリハリのある生活を送ることが大事になるでしょう。
9、生命線が2本出ている

基本的に生命線は1本だけ出ている手相です。しかし、中には2本生命線が出ている人もいます。この手相は『二重生命線』と呼ばれるものです。この手相が出ている人は、体力や生命力が普通の人の2倍ほどあると読み解きます。生命線が1本だけ出ている人たちに比べて、バイタリティに溢れ、非常に健康的でメンタル面も強いとされます。また、人生の中で大きな病気や怪我にはほとんどならないとされます。それだけでなく、粘り強さや根気強さ、胆力も備えている場合が多く、努力によって成功を掴み取りやすいとされています。何かしらの困難に当たっても忍耐強さや我慢強さも兼ね備えているので、跳ね返したり乗り越えることができるでしょう。
この他に3本の生命線が出ている人もいます。とても珍しく稀な手相で、生命線が1本の人や2本の人に比べてさらに生きる力や生命力にあふれているとされます。
10、生命線が途切れて点々に出ている

一般的な生命線は、1本の線が途切れずにつながって出ていますが中には途切れ途切れになって点々と出ている人もいます。また、1本のつながった生命線のように見えてもよく見ると細かい線が重なって出ている場合もあります。
これらの手相が出ている人の場合、虚弱体質で疲れやすく、体力は人並み以下であると読み解きます。体力に連動するように、精神力が弱く、どんな物事に対しても諦めるのが早い傾向とも言われています。なかなか胆力や気力がなく、根気も続かないため趣味や恋愛、仕事など全般的に長続きするのが難しいとされます。
そのため、お仕事などでも成果や結果を残すことができず、周囲からの評価も低くなってしまいがちです。メンタル面を含めて、心身が不調になってしまいやすい傾向にあります。健康に気を使い、無理をしないで生活していくことが大切とされます。
しかし、この途切れ途切れの点々に出ている生命線でも、金星丘のツヤがよく膨らんでいる場合は体力が充実していると言うふうに読み解きます。しかしそれでも油断は禁物なようで、健康管理が必要とされます。無理はしないように心がけましょう。
11、生命線が直線的に出ていて、なおかつ張り出しが小さい

一般的に生命線は弧を描いて出る手相ですが、中には直線的に出ていて張り出しも小さい手相の人がいます。イメージとしてはカーブを描かないでストンと落ちるように出ている手相です。(イメージ画像をご覧ください)
この様な手相が出ている場合は、他の人と比べて体力が少なく気力もあまり強く無いようで、色々なことに対して消極的であると読み解きます。弧を描いて出ている人と比べて、こだわりは少ないとされあっさりとした淡白な性格の持ち主が多いようです。
また、活動的・精力的であるというイメージは持たれず、逆に粘り強さがなく今季が続かないとされます。
お仕事に関して言うと、体力や肉体的な働きがメインとなるような職種よりも、知性や閃きが必要とされる分野で力が発揮できるでしょう。それに加えて、手先の器用さや繊細な作業に向いているようで、手に職=職人系や専門職のような職種に向いています。
体力面がやや低いので、健康を意識して散歩などの軽い運動を続けると金星丘のツヤと膨らみが増し、直線的であった生命線が張り出してくるように変化するでしょう。
12、生命線が始まる辺りが鎖状になって出ている

生命線は人差し指と親指の間の第一火星丘という領域から始まるのが一般的です。この生命線の始まる辺り=始点が鎖の形のようになって出ている人がいます。
このような手相が出ている人の場合、左右のどちらの手(=利き手であるかどうか)に関わらず幼少期に身体や精神面があまり強くなく、どちらかというと弱かったと読み解きます。幼少期に何かしらの強いストレスを感じる経験があったり、ひどい場合はトラウマになっていたりする可能性が考えられます。これらの良く無い経験があり、それを大人になっても長く引きずることになり前向きな考えを持てない場合もあります。
また、この手相が出ている人の中には幼少期に気管支喘息や扁桃腺の炎症など、特に呼吸器系の疾患を患っていたかもしれない場合があります。鎖状の生命線が出ている場合は、これらの疾患を患っていたかもしれませんが、大人になるに連れて体力がつき、完治や改善している場合が多く現在の時点では問題ないことが多いはずです。
13、生命線が全体的に鎖状になっていたり、乱れて出ている

生命線が全体的に鎖の形になっていたり、一本の線ではなく乱れて出ている場合があります。この手相が出ている人は、体力的に恵まれた方ではなく虚弱体質で免疫力も低いと読み解きます。身体だけでなく、精神面・メンタル面でも繊細でデリケートなタイプでしょう。他の人なら気にならないような些細なことでもストレスに感じてしまい溜め込むことがあるようです。そのため、気力や根気が長続きせず、何事も途中で諦めたり、投げ出してしまうことが多いようです。
お仕事の面でもこの傾向は当てはまるので、なかなか業績や成果・結果に結びつきにくく、周囲からの評価も上がらないとされます。
恋愛面でも同じことが当てはまり、消極的になってしまうせいで良縁も逃してしまいがちです。健康に気を使い、バランス良い食事と適度な運動、良質な睡眠を意識して規則正しい生活を送ると、生命線の乱れが消えて体力も回復し開運するとされます。
14、生命線が途中で途切れて空白が出ていたり切れ目が出ている

生命線が途中で途切れて空白になっていたり、切れ目が出ている手相の人がいます。この場合、空白がある場所を人生の時期に当てはめた時に、体力の低下や健康運の低下があると読み解きます。
また、健康運だけでなく金運や対人関係運、恋愛運など総合的に運気が落ち込むと読み解きます。生命線と運勢の時期の関係は『流年法』で読み解きます。流年法では、人差し指と中指の中間から真っ直ぐの垂線上で生命線と交差する点をおおよそ20歳とします。また、中指と薬指の昼間から同じように垂線を引いた時、生命線と交差する点をおおよそ30歳とします。そして手首と生命線の交点を90歳と考え、30歳から90歳を等分して40歳、50歳、60歳〜と目安にするのです。
運気の落ち込みが暗示される場合、病気や怪我になりやすいことに加え、予期せぬトラブルや困難に巻き込まれてしまう可能性が高いと読み解きます。そのため、運気の低下が予測される時期には特に、リスクを負ってしまうことや無理なこと、危ないことは避けるようにする注意が必要です。今まで、健康面で何の問題もなかった人ほどその反動で精神的なダメージが大きくなるとされますので注意してください。しかし、その一方で病気や怪我からは必ず回復して元通りになると読み解くので、過剰な心配は要りません。
15、生命線が途中で途切れていて、薄い補助線が出ている

一般的に生命線は一本の線で出ている人が多いのですが、生命線が途中で途切れていてさらに、内側かもしくは外側に薄い補助線が出ている手相の人がいます。途切れている生命線は、内側か外側かに切り替わるようなイメージです。この手相が出ている場合、途切れている時期に体力や健康運が一時的に落ち込むとされます。時期は『流年法』で読み解きますが、この場合体力の定価はわずかだったり、病気や怪我をしても大事には至らず、回復もしっかりとすることを暗示します。
ただし、健康を過信して油断してしまうことは禁物で、日頃からの健康管理が大事です。規則正しい生活を送ると全体運が上がり続け、怪我や病気をした後により強く回復して飛躍的な活躍ができるようになるでしょう。
16、生命線が途切れて途中から内側に切り替わる線が出ている

生命線が途切れて途中から内側に切り替わって出ている手相の人がいます。この手相の場合、基本的には長生きの傾向にあります。しかし、内側に切り替わるタイミングで健康運をはじめとした金運や対人関係運、恋愛運などが全体的に落ち込むと読み解きます。この時期は『流年法』で読み解きますが、体力的な負担になることはなるべく避けた怪我や病気に一層の注意をしたほうが良いとされます。
またお仕事についても運気が低迷しやすいので、起業することや独立することを検討している場合は時期をずらしたほうが無難とされます。
17、生命線が途切れて途中から内側に切り替わり、その部分が四角く囲まれて出ている

生命線が途切れて途中から内側に切り替わり、さらにその部分が四角く囲まれている手相が出ている人がいます。
この手相が出ている場合、線が切り替わりる時期に健康運をはじめとした全体運が低下するとされます。しかし、内側に切り替わっているだけの手相に比べて四角が出ている場合は、ダメージは小さくて済みそうです。万が一怪我や病気をした場合でも最低限に抑えることができそうですし、症状は軽くて済むでしょう。また、しっかりと回復もしてその後の生活にあまり支障は出ないはずです。
ただし、油断や慢心は禁物です。これまで通り健康に気を使い規則正しい生活を心がけましょう。運気低下の時期は『流年法』でみることができます。
18、生命線が途切れて途中で外側に切り替わって出ている

生命線が途切れて途中で外側に切り替わって出ている手相の人がいます。この手相が出ている場合、普通の人に比べてとても生命力が強くて精神的な面でも強いとされます。心身ともに丈夫で、活力や胆力に溢れているので、色々んな物事に対して積極的に取り組めると読み解きます。
この手相が出ている場合、生命線がたとえ短くても外側に別の生命線が出ていると判断し、生命力は強まる傾向にあるようです。さらに、この手相が出ている人の金星丘にハリやツヤがあるとより一層の強靭な生命力を持っていると読み解きます。
運命線と複合して鑑定することもあり、生命線のちょうど切れ目に沿って長い運命線が伸びている手相が出ていると、長寿で生命力が強く、強運の持ち主とされ成功や幸運が舞い込みやすくなります。
19、生命線上に複数の薄い横線が横切って出ている

生命線の上にいくつかの横線が横切って出ている手相の人がいます。この手相が出ている場合、何らかの強い精神的ストレスを受けていると読み解きます。
横線の線の強さ・濃さも大事な要素です。特に、生命線の輪郭がぼやけて分からなくなってしまう程の横線だと強度のストレスにさらされている可能性があります。また、そのストレスに対する気分転換もうまくできていない状態のようで鬱積したものが溜まっている可能性もあります。広い視点をもって、色々な物事に対して寛容な気持ちを持つように心がけると横線が消えていくこともあります。
横線の出ている位置を『流年法』で読み解くことができますが、横線が複数出ているこちらの手相では、人生の時期に関係なく注意が必要とされます。
20、生命線の終わりの末端が房のように分かれていたり、薄く細かい枝分かれの支線が出ている

生命線は人差し指と親指の間から始まって、手首の方で終わりますが、この手首側の末端が房のように分かれていたり、薄く細かい枝分かれのように支線が出ている手相の人がいます。
この手相が出ている場合、人生の晩年にかけて体力が低下していく可能性があると読み解きます。特に中年期より前の体力が充実して、元気だった人にとっては体力が低下してからの落差が激しく身体面だけでなく精神面でのストレスも大きくなると言われます。
支線の現れ方の特徴としては、薄くそして細く弱々しく出ているものが多いとされます。
晩年とは具体的に60歳以降であることを指し、60歳以降にいきなり体力が落ちていってしまうことを暗示します。また、60歳代より前でも気力や胆力、バイタリティーが低下したり不足気味になる傾向があり、それらのことが蓄積して一気に体調不良や精神面での不調として表出しそうです。
毎日の健康管理や規則正しい生活、体力増進が開運の鍵でこれらの行動により枝分かれが消えることもあります。
21、生命線の終点が二股に枝分かれをして出ている

生命線は人差し指と親指の間の部分から始まって、手首の付近で終わるのが一般的です、この手首の付近の終点が二股に分かれた状態で出ている人がいます。この手相が出ている人は、生命力が強く、体力に溢れていると読み解きます。また、精神面でもストレスに強くちょっとやそっとのことではへこたれないことを示します。通常であれば一本の生命線ですが、それが勢いよく枝分かれしているので、活力に溢れて心身ともに健康的な状態であるようです。免疫力が高く、病気や怪我をしにくく、万が一病気や怪我になったとしても大きなものにはならず、回復も早いと言われています。
一方で、終点の枝分かれが勢いに乏しく弱々しい場合は病気や怪我をしてしまうことの暗示と読み解くので一層の注意が必要になるでしょう。
22、生命線の末端が外側に向かって3本以上の支線になって出ている

生命線は手首の付近で終わりますが、この末端の部分の線が外側(=小指の方)に向かって3本以上の支線となって出ている手相があります。
この手相が出ている場合はあまり良い意味とはなりません。現在、とても忙しい状態にあることを示し自分の許容量を超えた多忙な環境に身を置いていると読み解きます。そのため、働きすぎることからくる過労だったり、心身の不調の予兆になります。身体だけでなく、精神面でもストレスにさらされ、神経質になっていると読み解きます。
この手相が出ている場合は、無理をしないでしっかりとした休養を取ることが大事になります。休養をとって体力・気力が回復してくれば末端の支線の応対が変わってくるでしょう。支線が勢いよく外側に向いている場合は、休養を取れば回復してくるのですが、弱々しく垂れ下がっているように出ている場合は、体調的にすでに悪化が始まっていると読み解くので、健康管理が大切になってきます。
23、生命線の線上に島紋が出ている

生命線は普通、一本の線で出ていますが、その線の途中に丸い形の線が出ている手相を持つ人がいます。これは島、もしくは島紋と言われ円だったり楕円状の形であらわれる線のことです。
この手相を持つ人は、体力や生命力、精神力に何らかの障害やアクシデントが起こると読み解きます。体力が低下してしまったり、病気や怪我をしてしまうこと、もしくはストレスなどが原因で精神的なダメージを受けやすくなり、そこから病気に繋がってしまうことが暗示されます。
これらの障害がいつ起こるのかは『流年法』で時期を読み解くことができます。
24、生命線の線上に魚紋(フィッシュ)が出ている

生命線の線上に魚の形の線が出ている手相の人がいます。魚の頭と胴体、そして尾ビレから成り立つ形になっている線で魚紋=フィッシュと呼ばれます。
この手相が出ている人は、何かしら健康面や身体面、精神面などでの幸運が訪れると読み解きます。学校の体育や部活動、スポーツ関係のことでこれまでの努力が報われたり、病気が快方に向かうことや完治することが暗示されます。
尾ビレが無い線は島紋と呼ばれ、あまり良い意味の手相にはなりませんので鑑別には慎重さが必要です。また、現れたり消えたりしやすい手相でもあります。
25、生命線の末端が月丘の方向に流れて出ている

月丘とは、小指の方の手首側の膨らんだ領域のことです。この領域に生命線の末端が流れるように出ている手相の人がいます。
この手相が出ている人の場合、引っ越しや旅行、転職や転校などの人生における対人関係や環境変化、仕事の変化が多くなると読み解きます。出会いや別れの多い人生となるでしょう。全体的な運勢としてみると、波があり不安定な人生の運気となるようです。何かに縛られたり安定を好むと言うよりかは、自由に生きることを楽しみ、好む性格になるようです。一つのことに執着しないさっぱりとした性格になることが多いとされます。お仕事などでは、出張や転勤、栄転が多いと力が発揮できると暗示されます。
26、生命線の線上に星紋(スター)が出ている

星紋とは、3本の線が交差した手相の形を指し別名スターとも呼ばれます。この手相が生命線の線の上に出ている人がいます。
この手相が出ている場合、健康面や対人関係において幸運な出来事が起こるだろうと読み解きます。免疫力が高まり病気や怪我をしにくくなったり、対人関係においても良縁が舞い込むことの暗示です。それまでとは異なり、生き方や考え方が変化することの予兆ともされます。何かしらの形で運気が転換する時期だと読み解くのです。そしてそれは幸福な方向に変わるとされます。
いつ幸福な出来事が起こるのかは『流年法』で読み解くことができます。
27、生命線の終点の近くに金星丘に向かっている支線が出ている

金星丘とは、親指の付け根周囲の領域を指します。生命線の終点、つまり手首側の方の近くにこの金星丘に向かっている支線が出ている手相の人がいます。
この手相が出ている場合、あまり良い意味にはなりません。なにかのきっかけでもたらされた幸運を手放してしまう可能性が高まると読み解きます。せっかく出会えた恋愛や結婚の相手と破局を迎えてしまったり、親族から多額の遺産を相続しても、ほとんど無くしてしまうことなどが考えられます。
また、体力や生命力が弱まることで活動性や積極性が乏しくなり、考え方がネガティブになることも予兆されます。そのため対人関係でも困難やトラブルに見舞われる可能性が高まるでしょう。身勝手な行動は慎み、言動に注意することが必要かもしれません。
28、生命線の始点付近に第一火星丘に向かっている支線が出ている

第一火星丘とは、人差し指と親指の間の領域のことで、金星丘のちょうど上の部分を指します。生命線が始まる付近で第一火星丘に向かっている支線が出ている手相の人がいます。この手相が出ている場合とても神経が繊細で、過敏な反応をする性格を持つと読み解きます。とても気が小さい小心者で、等身大ではなく自分自身を大きく見せようとする気持ちや傾向が強いとされます。
なにかとストレスを溜めやすく、また少しの成功で自惚れやすい面もあるとされます。ただし、この手相が出ている人の知能線の始まりの点が高めの場所(=人差し指に近いほど高い)だと、感情や精神のコントロールが得意で、気力や活力に満ちているとされます。
29、生命線に三角紋(トライアングル)や四角紋(スクエア)が出ている

3本の線で三角形が形作られている手相を三角紋、4本の線で四角形が形作られている手相を四角紋といいますが、これらの手相が生命線の線上もしくは、生命線に寄り添う形で出ている手相の人がいます。
この手相が出ている場合は、あまり良い意味にはなりません。体調や健康、生命力に関わる何らかの停滞期があると読み解きます。もしかすると病気や怪我になってしまうことが多くなるかもしれません。また、心理的にもストレスを溜めやすくなり精神的に脆くなってしまうことも考えられるでしょう。
また、人生における運勢の停滞期を予兆しているともされます。これらの手相が出ている時期は、何かと悩み事や問題・トラブルが多くなり、お仕事や人間関係、恋愛に行き詰まり進めなくなる可能性が高まります。これらの時期は『流年法』で読み解きます。
四角紋が、一辺の角の四隅から線がはみ出ていても問題はなく、井桁のような形でも四角紋と読み解きます。
30、始点の位置が低い場所から生命線が出ている

生命線の始点の位置は手相と運勢に影響を及ぼします。標準的な始点の位置は、人差し指と親指の付け根の線とのおおよそ中間とされます。この手相の出方をしている場合、身体的にも精神的にも健康的でバランスが良い状態であると読み解きます。
もしも生命線の始点が親指寄りで低く手相が出ている場合、惜しみなく努力を注ぐことが出来る野心家のタイプであると読み解きます。組織の中で誰かから指図されるというよりも、人に指示を出して結果に繋げることができるリーダー的な要素のある人柄だと読み解きます。
31、始点の位置が高い場所から生命線が出ている

もしも生命線の始点の位置が人差し指寄りで標準よりも高い場合、物事に対して積極的に取り組む性格で、なおかつ決断力があり優柔不断なタイプでは無いと読み取ります。また、精神的にも体力的にも強いとされます。
<まとめ>
運命線・頭脳線と並び、手相の三大基本線である生命線は、人差し指と親指の中間地点あたりから手首にかけて弧を描く手相です。この生命線の出方から、体力があるかどうかや健康の状態、気力や胆力、精神的強さを読み解くことができます。また、自分に適した職業についての適性も鑑定することができます。
手相における生命線は、線が濃いか薄いか、長いか短いか、乱れているか一本か、伏線や枝分かれがあるか、金星丘のツヤや張り出しがあるかで、様々な予兆を読み解くことが出来ます。
また、あまりよく無い意味を持つ手相が出ている場合は『流年法』でその時期を予測して対策を取ることができます。生命線が表している運命を読み取り開運につなげたいですね。